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Extremeという名の「新化」。
ヤマハの「モノ創り」の原点は、「いかにユーザーの目線に立って考えられるか」にあります。常に先駆者であり続けるために、
永年培ってきた技術力を昇華させ、トレンドや多様な変化に適応しながら完成度の高い製品へと結実、人々に「感動」を受け取って
欲しいと願っています。SR-Xもこの「モノ創り」の哲学をベースに開発がスタート。どうすれば、もっと海を身近に感じてもらえるよう
になるのか。どのようなボートを開発すれば、よりボーティングを満喫してもらえるのか。日本各地のボート愛好者、フィッシング
愛好者、ボートレジャーに興味を持つ多くの人々に出会うなかで膨大なインフォメーションを授かり、試行錯誤しながら分析を重ねました。
その結果、“所有することに満足を感じられる”“スポーティなフィッシングスタイルを示唆できる”“行動的な仲間が集って楽しみを
共有できる”“求めやすさはそのままに、期待を大きく上回るスペック”などのキーワードが浮かび上がってきました。そして、
半世紀にわたって培われたノウハウ、テクノロジー、ブランドの感性をフルに動員し、具体的なアウトラインを描いていきました。
SR-Xは、これまでのプレジャーボートの概念をまったく変えてしまうコンセプトをもち、高いファンクションとパフォーマンスを融合させた、
斬新なイマジネーションにあふれたボートです。安心してボーティングを楽しめるドライバビリティ、より優れた走行性能を与えてくれる
高剛性ボディ、長時間のクルージングでも疲れにくい快適性の追及。コンパクトなボディを最大限に活用するデッキレイアウトや従来の
発想を覆すラゲージルーム(カディ)のレイアウト。さらにフィッシングシーンで効果を発揮する静止安定性、圧倒的な風流れ抑止性能
など、これら相反する様々な要素を高いレベルでバランスさせていきました。そして、これらの機能と性能を包み込んだエクステリアデザイン。アーマー(装甲)を彷彿とさせるユニークなフェイスとストラクチャーラインは、独創的な新しさに満ちています。企画、開発、デザイン、
そして製造にいたるまで─、ヤマハのSR-Xは、ここに「Extreme(エクストリーム)」という名の「新化」を遂げたのです。
設計には1ミリ、1度のスケールに拘った、ヤマハ独自のボート開発システムY.P.D.S.(ヤマハ・パフォーマンス・デベロップメント・システム)
のシミュレーション技術を採用。ボートの使用目的を想定しハルの最適な幅と船底勾配の組み合わせを決定しています。チャイン部には、
独自技術であるA.R.B.(アンチ・ローリング・ブレード)を採用。サイドスポンソン(OP)と呼ぶブレードと組み合わせることで、揺れにくさだけでなく揺れの収まりやすさを進化させました。さらに、キール部には、W.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)を採用。着水時の衝撃を和らげるとともに、バウ近辺のボリュームを最適化させることで上下G、前後Gともに、低減することにも成功し、従来比で大幅な乗り心地の向上を実現しました。
狙ったポイントで風に流されず、いかにボートを長時間留まらせることができるか。その命題に応えるのがW.T.B.の採用です。新しく開発されたSR-Xの船型では、W.T.B.のバランスを最適にアレンジすることで、クラスではトップレベルの風流れ抑止性能を実現しました。さらに、風流れ抑止性能だけでなく、操作性を考慮した設計を採用したことで、スムーズな旋回や離着岸をサポートします。
ヤマハでは、ハイクォリティなボートを安定的に生産するため、3D設計による型加工技術、構造解析技術を駆使し、ボートを設計しています。耐航性、剛性と強度を保ちつつ無駄な贅肉をそぎ落としながら重量バランスを追求。さらに構造解析シミュレーションに加え、実艇による航走耐久テスト、たとえば、水圧、加速度、各部の応力チェックなどを徹底的に行っています。解析シミュレーション技術と航走耐久テストの積み重ねが、ヤマハクオリティを生み出しています。
SR-Xを特徴付ける形状の一つ、スクエアバウは、従来のボートにはない、エクステリア上での圧倒的な存在感を示します。さらに、バウデッキのフィッシングスペースを大きく広げています。
コンパクトなボディに最大限のフィッシングデッキを創出。船首から船尾までを目一杯有効活用し、4名が同時にロッドを振ることができる、同クラスでは抜群の広さのデッキスペースを確保しました。
A.R.B.(アンチ・ローリング・ブレード)と名付けた下向きに角度を持つチャイン形状とサイドスポンソン(OP)と呼ぶブレードにより、静止時、航走中など、あらゆるシーンで高い安定性をもたらします。
クラストップレベルの風流れ抑止性能を実現する専用設計のW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)。さらに快適な乗り心地とスムーズな旋回性能、離着岸時の操船性の向上を実現します。
スクエアバウの採用によってバウのフレアが拡大。チャイン形状との相乗効果で、航走時のスプレーを抑え、高い波落とし効果を発揮。ドライなクルージングシーンを提供します。
高い信頼性や耐久性はもちろんのこと、優れた動力性能を実現。さらに環境性能までを徹底追求した、世界中で愛用されるヤマハの4ストローク船外機。3バリエーションから選ぶことができます。
艇種名 | SR-XF115 | SR-XF70 | SR-XF50 |
---|---|---|---|
メーカー希望小売価格 | ¥3,080,000 | ¥2,440,000 | ¥2,180,000 |
本体価格 | ¥2,777,233 | ¥2,226,250 | ¥1,943,130 |
エンジン価格 | 本体価格に含む | ||
法定安全備品類他価格 | ¥156,100 | ¥97,560 | ¥133,060 |
消費税 | ¥146,667 | ¥116,190 | ¥103,810 |
※価格は消費税を含むメーカー希望小売価格例です。地域・納入場所などの条件により異なる場合があります。
※パッケージ艇の価格には搭載エンジンの価格を含みます。
※法定安全備品類他の価格には、エンジン関係諸費用・法定安全備品類・進水諸経費などを含み、オプション・検査登録関係諸費用などは含まれておりません。
※価格・仕様は平成22年6月17日のものです。価格及び仕様は予告なく変更される場合があります。