平成20年8月30日日本シーホッパー協会より発行

<国体計測特集>
 10月3-6日 大分県別府市北浜ヨットハーバーで開催される大分国体セー
リング競技会を目前に控え計測面での事前チェックポイントを特集しました。
監督さんも選手の皆さんも是非この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

1.計測証明書の準備
 艇体番号とセール番号が異なる場合は、両方の計測証明書が必要です。
また、計測証明書は年度艇登録を行うことで有効となります。艇登録の
大小ステッカーはそれぞれトランサムと計測証明書に貼り付けて下さい。

2.計測手順書を読む
 完全艤装での計測に変わりはありませんが、今国体よりバテンの計測が
取り入れられるため、セールにはバテンを入れずに艤装することになります。

3.マスト抜け止め
 3m以上のロープまたはショックコードを使用。マストが180度回転するよう
長さを調節。短か過ぎる艤装が多いようです。

4.ブームバング
 倍率は最大1/8まで。ブロックの両端をマストとブームのベイルに取り付け
る。ベイルとブロックの間にシートやワイヤーを追加した場合、それらは
バングの構成品とみなされないためルール違反となります。シャックルを
追加する場合は片端あたり2個までというのが公式解釈です。

5.アウトホール調節用ショックコード
 アウトホールロープの調節補助用にショックコードを追加することは現行
ルールでは認められていません。次期ルール改正で対応予定です。

6.テークル
 ラダーダウン用ロープにテークル(Max1/2)を組む場合はティラー上のクリ
ートを利用することは認められていません。トラベラーロープではテークル
を組むこと自体認められません。

7.バウロープ・アンカーロープ
 バウロープは6mm×5m以上、アンカーロープは6m×20m以上(純正
ロープは縮んで短くなっているケースあり)

<前号までの情報>
★リハーサル国体:新潟県聖篭町 9月12-15日